ビーバー菜園に植えるものは、とうもろこし、枝豆、ジャガイモ。
ジャガイモは事前に作業を終えています。
今日の作業は、とうもろこしと枝豆を植えること。
実は、リスクを承知でとうもろこしの種は市販品を使わず、昨年に収穫したとうもろこしを種としました。
昨年のとうもろこしは過去で一番の出来でした。品種は忘れましたが近所のホームセンタにはない、ちょっとお値段の高い品種でした。
市販の種は一世代交配(F1)なはずです。
F1を使ったらどうなるか? F2はメンデルの法則により想像はできますが、あえて挑んでみます。
なぜ、交配種の野菜は生育が良く、収穫が多いのか?
雑種強勢の効果です。
近い親戚同士などで近親婚をくり返していると、やがて生命力が衰え、体格も貧弱になってきます。これを近交弱勢または自殖弱勢と言います。
対して、人種や国籍が異なるなど、遺伝的に遠い組合せで結婚すると、両親より大きく、逞しく、丈夫な子が生まれます。この効果は、両親の遺伝形質が遠く離れていればいるほど、顕著に現れます。
雑種第一代(F1)に現れた雑種強勢は、その子(F2)、孫(F3)と、世代を重ねるごとに、染色体の減数分裂によってその力を弱めます。とうもろこしでは、近縁のF1同士をかけ合わせたF2世代になって、初めてこの雑種強勢が出るなどという特異な例もありますが、市販されている交配種が最も強健で、以後だんだん弱くなります。
一代交配の利点は、異なる二品種(またはそれ以上の組合せ)の親から生まれた一代目の子にしか現れません。
種を作る会社は、異なる親のそれぞれを毎年維持し、販売用種子を生産し続けるために、毎年同じ組合せで交配し続けなければなりません。
さて、結果はいかに?
因みに、発芽試験は済ませています。発芽率は90%程度でした。
我が菜園の一部でも同じ試みをしています。
結果が最悪な場合は、ビーバー達には、我が菜園で栽培するとうもろこしを差し上げます。